サラサラと描く181

数日前に出かけた時、外は結構な雨だった。
１００均や銀行に用があって出たのだった。
雨だったので、当然傘をさして行った。
足元は、濡れても良いようにサンダルばきだった。

歩いていてフト前を見ると、カップルだった。
彼女の方が彼の腕に腕を絡ませて二人仲良く歩いている。
大きめの傘一つでだ。
なんと彼女の手には折りたたんだ傘が握られていた。

くぅう〜〜〜〜！
うらやましいぞっっ！！

二人の仲が末長く続く事を祈る！


用を済ませ、新しく出来たパン屋さんへ行ってみようと思った。
そこでアップルパイなんか買っちゃったりしちゃったりしようと
考えたわけであったが、そっちの方へ行けなくなった。
いきなり右のサンダルが「カラン！コロン！」と下駄のような
音を響かせ始めたからだ。

いかん！サンダルが崩壊する！！













実は、普通の感覚なら２度ほどすでに捨てているサンダルなのだ。
クッションのプラスチックが後ろ半分に入っているタイプで
そこが外れて無理やりボンドで固めたのだ。
それも２度も。
３度目がやって来たのだ。

ここで壊れると、ヤバイ！まだ家まで徒歩１５分以上かかる。

英断して、パン屋とは逆の靴屋へとカラン！コロン！と舵を切った。
とっても履きやすいので、またボンドで固めて履く気は満々だ
けれど、これは予備の次のサンダルを買う時期だろう。

お手頃価格のサンダルを見つけた。
しかし、思わぬ出費でアップルパイは、また今度になった。

まだ慣れない新しいサンダルを履いて帰った。


いつの間にか雨は止んでいた。